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Interview 専門医へのインタビュー

Interview 2

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馬渕先生 《馬渕 知子》

東京医科大学医学部医学科卒業後、同医科大学病院皮膚科学講座に所属しながら同病院に勤務 その後、マブチメディカルクリニックを開設、現在に至る(院長)。内科学・皮膚科学が専門 であるが、あらゆる科と提携を結び、多面的に人間の体を総合的にサポートする医療を推進し ている。

1塩素って実際どんなものなのでしょうか?

では早速ですが塩素について、どうお考えですか?

「水道水は安全だ」といった感覚を持っている方は多いと思いますし、海外からも日本の水は安全だと言われることが多いでしょう。その理由のひとつが、「お腹を壊さない」からです。日本の水道水は厳格に管理されており、お腹を壊す原因になるような菌などを除外し、提供されています。しかし、そのために塩素を始めとする化学薬品が使われることもあり、注意が必要な点もあると思っています。

どのように危険なのでしょうか。

たとえば、塩素は細胞を破壊することで殺菌作用を発揮します。細菌などの細胞を破壊するだけであれば問題ありませんが、私たちの体も細胞でできていますから、肌の弱い方などは塩素によって大きなダメージを受けることもあるのです。

本当に殺菌剤ですね。

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2栄養素も破壊?

破壊とは少し違うかもしれませんが、塩素などは野菜などの栄養素も壊してしまう危険性もあります。

馬渕先生医療の他にも食べ物の学校でも講師をされていますがそういった見解もあるのでしょうか。

新鮮な野菜や果物は、栄養素が失われておらず、栄養価的にも優れています。最近は、少し価格が高めでも、採れたての新鮮なお野菜を買われている方も多いように感じます。しかし、せっかく買った新鮮な野菜も水道水で洗ったり、調理すると、栄養価が下がってしまう可能性があるのです。

当社もより良い水を使ったほうが栄養素の破壊などを防げるといった認識があるのですが、そういった見解でしょうか。

ビタミンCなどは、塩素の影響を受けやすいと考えられていますし、そのような認識は間違っていないと、私は思っています。また、食材の美味しさを引き出すという点でも、注意が必要ではないでしょうか。

そうですよね。

3医学的な見地として

塩素の持つ強い消毒作用から細胞にダメージを与える危険性がありますが、これは肌だけではなく、飲み込めば口から奥の部分にも同様の働きをしてしまう可能性があります。たとえば、喉などの粘膜が塩素のダメージで弱くなってしまえば、風邪などの感染症にかかりやすくなる可能性が高くなるということです。また、最近は塩素が一部の有機物質と反応することでできあがる「トリハロメタン類」にも注意が必要だと注目が集まっています。トリハロメタン類は、発がん性があるだけではなく、遺伝子や中枢機能、肝臓、腎臓などにも影響を及ぼすことが分かり始めているからです。妊娠中においては、流産危険も高まるとも言われますから、身の回りの「水」には気を配って欲しいと思っています。

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4皮膚に与える影響

先生の専門である皮膚科医としてのお話を聞かせてください。

お肌のダメージってなんとなくですが「外側だけ」というイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。

そうですね。

水道水から受ける害というのは、内側からも外側からもどちらからも起きている気がしています。先程も話に出ましたが塩素自体が組織を壊すので、人間の肌も同様に肌の組織も壊れているわけです。肌が丈夫な方であれば、そういった影響は受けにくいか、あるいは、症状として出にくいと思うのですが、赤ちゃんや御年配の方、敏感肌やアトピー性皮膚炎の方など、肌トラブルが出やすい肌質の方は、塩素の影響でお肌のバリア機能がなくなってしまうと思うのですよね。

バリア機能とは何でしょうか。

肌の本来の、一番の働きと言ってもよいのが「外部から体内に物を入れない」という「バリア機能」です。このバリア機能が無くなってしまうと、外部からホコリや塵、菌やアレルギー物質などが入り込み、肌荒れなどを起こしてしまいます。アトピー性皮膚炎が悪化する原因のひとつも、肌のバリア機能が低下することです。ですから、アトピー性皮膚炎を始め、肌が弱い方は、肌のバリア機能をしっかりと維持することを心掛けることが大切になります。そのような中で、塩素は肌細胞にダメージを与え、バリア機能を低下させる原因のひとつになりますから、要注意。完全に取り除くのは難しいかもしれませんが、お風呂やシャワーなどの生活水でも、なるべく塩素に触れない気づかいをすることは、大切だと思っています。特に、皮膚が薄い頭皮、顔、陰部などは塩素の影響を受けやすいので気をつけたい場所です。

ただいまのお話の中で肌のバリア機能を壊してしまう、というお話をいただきましたけど、肌の病気で塩素が直接影響するようなものなど、もし有るようならぜひ教えてください。

アトピー性皮膚炎の方は特に注意して欲しいと思っています。そのほか、肌荒れや湿疹ができやすいなど、肌トラブルを引き起こしやすい方も気をつけて欲しいです。最近、乾燥肌に悩まされている方が多いようですが、乾燥しやすい方も塩素の影響を受けている可能性があります。塩素には、肌細胞にダメージを与えることで、乾燥しやすい状態をつくり出してしまう危険性があります。肌の乾燥もバリア機能の低下につながりますから、注意が必要です。

アトピーはそういう原因から発症するのですね。

アレルギー症状は、内側からの影響も大きく関係しています。食べ物や飲み物に含まれるアレルギー物質や化学物質などが胃腸から吸収されて体内に入り込みます。それが、血液に入り全身をまわりながら、様々な反応を起こしてしまうことがあるのです。水道水の中には、塩素以外にも化学物質や重金属などが含まれていることがあり、これが体の不調を引き起こしている可能性もあるのです。

では体の外からも中からも気をつけないといけないのですね。

5美容についての見解

では肌のバリア機能の破壊というのは先生の専門の分野でも影響があるのでしょうか。ぜひそちらの見解もご教授いただけますか?

一番、感じやすい症状としては「乾燥」があるのではないでしょうか。皮膚の乾燥は、美容にとっても大敵です。たとえば、目じりなどの小じわの大きな原因のひとつは、肌の乾燥とも考えられています。乾燥した肌は、肌機能が低下するばかりか肌の新陳代謝にも影響を及ばし、「肌の若々しさ」を奪っていきます。また、新陳代謝が悪くなれば、肌の入れ替わりがスムーズに行かなくなり、シミやクスミなどが目立ってくる可能性もあります。年齢と共に、肌の新陳代謝機能は低下してきますから、潤いのある肌を保てるように心がけることは大切なのです。

6髪についての見解

水道水と頭皮の関係も忘れないで欲しいと思っています。

私も気にして良いシャンプー使っています。

あははは。昔は40歳~50歳くらいから薄毛を気にする方はたくさんいましたよね。今は20代、30代の相談に来る方が増えているのです。原因の1つはパーマとかカラーリングなどのヘアケアのしすぎもあると思いますが、「頭皮や髪を洗う水」の存在も関係するのではないかと考えています。今の若い方は、基本的に毎日シャンプーするし、1日2回シャワーを浴びる方も少なくないですよね。

私もたまにします。

ですよね。それだけ塩素などの水道水に含まれる様々な物質にさらされているとも言えます。毛根もダメージを受けている可能性は十分にありますよね。

あ、毛根も細胞ですね。

髪の毛は毛根で作られているので、まず頭皮の健康な状態を維持することが大切なのです。さらに、毛穴は、色々なものが入って来やすいので、シャンプーやコンディショナー、パーマ剤などの影響をさらに受けやすい可能性があります。そして、同様に水から受ける影響もあると考えています。たとえば、塩素の影響で頭皮がダメージを受ければ乾燥した状態になりますから、頭皮のコンディションは低下してしまいます。最近は、美容室でも意識しているところは洗髪用の水を変え始めていますよね。

え、そうなのですね。髪の話になるとだいたいキューティクルの話が多かったのですけど、そちらにも非常に影響あるのですね。勉強になります。

やはり、水道水で洗髪すれば、頭皮も髪も潤いを失ってしまう可能性が高いと思っています。頭皮の状態は、発毛・育毛に関係していて、髪のボリュームや髪質、白髪などにも影響を及ぼします。いつまでも若々しく健康的な髪でいるためにも、毎日のケアが重要なポイントになります。ヘアケア剤だけではなく、髪を洗う水にも気を配れたら、言うことはないでしょうね。

キューティクルとかの関係性って実際どのようにお考えですか?

髪の毛の潤いが失われ、パサパサになってしまうことが多いのではないでしょうか。特に、塩素のダメージを受けた髪にドライヤーの熱は、大きな打撃を髪に与えてしまう可能性があります。潤いが失われるばかりか、切れ毛や枝毛が多くなったりと、髪に気を使われる方であれば、意識して注意して欲しいです。

7馬渕先生の考えるお水についての見解

え、そうなのですね。髪の話になるとだいたいキューティクルの話が多かったのですけど、そちらにも非常に影響あるのですね。勉強になります。

やはり、水道水で洗髪すれば、頭皮も髪も潤いを失ってしまう可能性が高いと思っています。頭皮の状態は、発毛・育毛に関係していて、髪のボリュームや髪質、白髪などにも影響を及ぼします。いつまでも若々しく健康的な髪でいるためにも、毎日のケアが重要なポイントになります。ヘアケア剤だけではなく、髪を洗う水にも気を配れたら、言うことはないでしょうね。

キューティクルとかの関係性って実際どのようにお考えですか?

髪の毛の潤いが失われ、パサパサになってしまうことが多いのではないでしょうか。特に、塩素のダメージを受けた髪にドライヤーの熱は、大きな打撃を髪に与えてしまう可能性があります。潤いが失われるばかりか、切れ毛や枝毛が多くなったりと、髪に気を使われる方であれば、意識して注意して欲しいです。

我々も製品を通してお客様の健康・美容に貢献できるよう尽力して参ります。本日はお忙しい中有難う御座いました。

最近、健康や美容のために食べ物だけではなく「水」に気を使う方も増えてきており、大変に良い傾向だと思っています。昔は、水道水をガブカブ飲んでいたし、そもそもジュースやお茶みたいに味の付いてない飲み物にお金を払う習慣がなかったと思うのですよね。でも、今は子供たちでもペットボトルのお水を買う時代になりました。しかし、残念なことがひとつあります。家の外で飲む水は気にするのに、家の中で使う水には案外、無頓着な方が多いことです。1日を通して考えると、最もお水を使っているのがどこの場所かといったら自宅だと思うのですよ。朝から顔を洗い、炊事全般に活用。さらにはお風呂や洗濯にも使いますよね。肌着だってこういう塩素などが残る可能性もあるし、色々なことを考えるどうして一番たくさん使用している自宅のお水にもっと気を使わないのだろうと思います。私たちの健康を考えても、家庭で使う水を意識することは大切だと思っています。「せめて飲み水くらいは浄水器つけて!」と。でも、私たちが使うすべての水が、安全性が高く体に優しい水にかえることができたら、言うことはありませんよね。日本人は長寿になっていますから、若いころからの健康や美容への意識が重要だと思っています。その第一歩として、飲む水、生活に使う水、身の回りの水を一度、見直してみて欲しいと思っています。

我々も製品を通してお客様の健康・美容に貢献できるよう尽力して参ります。本日はお忙しい中有難う御座いました。

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