1塩素って実際どんなものなのでしょうか?
では、早速ですが、先生は塩素についてどうお考えでしょうか。
水道自体が出来たのも歴史的にはここ100年くらいですよね。その時にコレラやチフスなどの病原菌が水道水を通じて蔓延したので殺菌のために塩素というものが使われ初めたのですね。
そういった殺菌という意味合いでは塩素が果たした役割も非常に大きいのでしょうけど・・・これだけ時代が進んだのですから何か違う消毒方法は無いのかと思ってしまいます。塩素に変わるようなものを水道行政にも考えていただけたらと本当は思いますけどね。
そうですね。浄水場では川や地下水を浄水して、その水が家庭に届くまで、細菌等を殺菌して衛生面を守る義務があるので塩素が必要ではありますが、蛇口から出てくる時には、できたら無い方が良いですよね。
でもそれもなかなか一般的には除去できないでしょうし・・・。それとやはり私個人としては、発がん性に対して一番懸念しています。
発がん性ですか?!
塩素は化学反応の力がとても強く、色んな物質と反応することで発がん性物質であるトリハロメタンも形成します。その為、私自身も家では水道水の脱塩素を行って使用しているのです。
塩素は自然界のものではなく、これまで科学が発達するまで無かったものを体内に取り込んでいるわけですよね。そういうところは本当に怖いと思っています。